ムサカ

「落ち込んだときは料理を作ろう」ってタイトルの本があるけど、個人的には気分がいいとき、調子がいい時は料理を作る気になるって感じ。
それが手間のかかるもの、時間のかかるものであればあるほど、「今、余裕があるんだな」と思う。
ブルーな時でも料理を作ってるうちにリフトアップされるってのはほんとだし、パンなんてこねる時は息があがるくらいだから他のことなんてあんまり悠長に考えてられないし、発酵してるとき以外は結構集中するので強制的気分転換。
おまけに上手にできればおいしく食べられるし、おいしいものを食べれば少しはブルーも消えるしね。
(逆に出来が悪い時はよけいへこむ、ってのはある)
で、今日はブルーではないけど、なんとなく手間のかかるものを作りたくなって作ったムサカ。
元々はギリシャ料理。(だと思う)
でもトルコにもイタリアにも似たような料理はあるから、地中海沿岸の料理なんだろうな。
どんな料理かというとラザニアのパスタシートをじゃがいもと茄子にする、という感じ。
耐熱皿にゆでたじゃがいものスライス、ミートソース、茄子のスライスをオリーブオイルで焼いたもの、ホワイトソース、モッツァレラチーズのスライス、と重ねてオーブンで焼くだけ。
簡単だけど、ソースを2種類作ってさらにオーブンで焼くからちょっと手間と時間はかかる。
コツはミートソースはおいしいトマト、またはトマトの水煮*1を使うこと、シナモンとナツメグを入れること、きちんと煮詰めること、くらい。
今日はホワイトソースだけでは重い感じがしたので、ホワイトソースとヨーグルトを半々に合わせたものを使いました。
軽くなってこくが出るのでカロリーをおさえるのにもおすすめ。

*1:缶詰だと妙にすっぱいものとかあるので。今気に入ってるのはCOPPOLAという会社のPASSATA RUSTICAという瓶入り粗ごしトマト。煮詰めると甘みが出るところが好み