「みたに」のディナー

これは写真を撮ってないので*1自分用メモ。

前菜のひとつめ:なずなのフリッタータ。ほんのり酸味のあるなずなのきざんだものを焼きこんである小さな卵焼き。

前菜盛り合わせ:これは夏とほぼ同じメニュー。ピクルスやマリネの盛り合わせ。(にんじん、カリフラワー、蓮根のピクルス、シュークルート、茄子とパプリカのカポナータ、鶏胸肉をズッキーニで巻いたもの、スモークトチキン、花豆のマリネ、ビーツとシブレット)

プリモひとつめ:子鹿のラグーのペンネ。子鹿ははじめて食べたけど、くせがなくやわらかい肉の風味と軽めのラグーが合ってておいしい。子鹿だからこれくらい軽いラグーで仕上げられるんだろうな。

プリモふたつめ:あみがさ茸とはくれい茸のニョッキ。ニョッキがかなり軽めでふわふわでおいしい。きのこのソテーと合う。このニョッキに使っているじゃがいもはこのニョッキのために「見つけた!」と思い、特別に生産者に作ってもらっているそう。「どんなじゃがいもですか?」と聞いたら「企業秘密です。」とシェフににっこりされた。うーん、なんだろう?食べた感じあんまりでんぷん質の高いじゃがいもではなさそうだけどなー。

セコンド:豚スペアリブのミルク煮はちみつ風味。付け合わせはにんにく風味のひよこ豆

セコンド:ラムと玉ねぎとひよこ豆の煮込み。飴色の玉ねぎとラムがよく合っておいしい。

ドルチェ:アップルパイとミルクのジェラート。アップルパイはごく薄くのばしたパイ生地(3mmくらい)にアプリコットジャムをぬり、1mmくらいにごく薄くスライスした皮付きのりんごを生のまま少しずつずらして並べ、粉砂糖を振って焼いたもの。後味にほんのりレモンの苦みがふわっときたので、りんごにレモンジュースを軽くふってあると思う。アプリコット、レモン、りんごのそれぞれの酸味のバランスがとてもいいと思う。ジェラートはミルクの味が濃いけど食べた感じはシャーベットみたいに軽くてさらっとしている。肌寒い季節のあたたかいデザートとしてぴったりだった。

最後にエスプレッソとひとくちサイズのオレンジ風味のチョコレートケーキ。ドルチェのアップルパイが甘さはアプリコットジャムと粉砂糖だけの控えめなタイプだったけど、最後に濃いエスプレッソとともに出された2cm角くらいの小さなオレンジの香りの濃厚なチョコレートケーキはしっかり甘くて、たったひとくちだけど「これで食事のしめくくり!」というようなインパクトがあった。あのアップルパイだけで終わったら、きっとなんか物足りない気がしたと思う。コースのフルストップ、というようなチョコレートケーキだった。

サイドメニューとして、ベーコンピザ。オリーブオイルで折りパイ生地のように層を作ったピザ生地に、トマトソース、モッツァレラチーズのスライス、自家製のベーコンを厚めに切ったものをのせたピザ。このベーコンが塩がきつめなんだけど、本来の「豚肉の塩漬けの薫製」という味がきちんとするおいしいベーコンだった。ピザ生地もオリーブオイルで層状になっているのがさくさくなんだけど、歯ごたえがあっておいしい。

他は赤と白のグラスワインを1杯ずつ。

イタリア料理みたに 松本市白板1-2-11 0263-35-3895

*1:写真を撮ることで、食べるタイミングを逃したくなかったので。