料理の本

10年以上前に同じ福田里香さんで「フードラッピング」という本があったけど、それの改訂版というか。箱に入ったケーキに包装紙と紐をかけるのもかわいいし、外国のお菓子屋さんみたいに無造作に紙でくるくるっと包んで渡してくれるのも愛らしい。外国を旅行してると、ちょっと買って歩きながら食べるようなお菓子の紙袋もかわいくて持って帰ってきたりする。パリならシュケットとか。

長尾智子の料理123」の続編。料理にまつわる様々な工夫やレシピももちろんのっているけれど、日々たべものにどんな風に向かっているか、という彼女の視点が興味深い。
続 長尾智子の料理1,2,3

続 長尾智子の料理1,2,3

誰かが頑張って作る料理じゃなくて(そういうのもたまにはいいものだけど)みんなが少しずつ手伝ったり参加したりして、シンプルで簡単で単純で、でもきちんとおいしい料理を家族や友人と楽しく食べる。そんなごはんもいいな。
LIFE あつまる。 (Hobonichi books)

LIFE あつまる。 (Hobonichi books)

マロンペースト


あたしの中では「悲しいことがあったときに食べるお菓子」(「何それ!?というツッコミは置いといて)の永遠の第1位、アンジェリーナのモンブラン。日本で売ってるモンブランはパリの半分のサイズなのかな?それでもとっても甘くて濃厚で、1個食べると心と気持ちが落ち着きます。悲しいことがあった時や「・・・最悪」って日には栄のラシックに寄って買って帰る。*1こういう日には「甘さ控えめ」では全然なぐさめられないので、ちゃんと甘いのがいい(笑)
「でも悲しいことがあった時にアンジェリーナが閉まってたら?!」と長年思ってたけど、最近アンジェリーナでこのチューブ入りのマロンペーストを見つけたのでこれで大丈夫。モンブランの栗クリームの、も少しゆるいペースト。ペーストだからパンに塗ってもパンケーキにかけてもいいけど、メレンゲと生クリームをストックしとけばこれでどんな真夜中でもアンジェリーナのモンブランが再現できるー。うれしい。

*1:もしそういう「悲しい」日に京都にいれば、ラ・ヴァチュールのタルトタタンを食べに行くし、東京にいれば尾山台のオーボンヴュータンに「ウィークエンド」というケーキを買いに行く。

下山手ドレス別室2

日記やブログよりもっと整理された雑談というか。著者が大阪在住の方なので、関西方面に行くときにはおすすめのお店を参考にしたりも。元が月刊誌で見開き2ページの連載だから1冊にまとまるのに時間がすごーくかかるけど、おしゃれエピソードも楽しみに読んでます。エバゴスのかごとファビオ・ルスコーニのウェッジやっぱり欲しいなー。

寝不足


なんのウィンタースポーツをするわけでもないけれど、スノーボードだけは寝不足でも見てしまう。前回のバンクーバーのあとにスノーボードっておもしろいなあと思って、その後ぽちぽちと用語やトリックの名前も覚えたので今回のソチはやっと実況で何言ってるかおおざっぱにわかるようになりました。最初は「フロント10」って言われても???って感じだし「キャブから回してダブルコーク1260!」なんてもう何やってるんだかどういう状態なんだかさっぱりわかんなかったし。
あのびっくりするくらい高い場所でエアやトリックをきめるのを見ていると、何だか胸がすーっとする。個人的には「ホッさん」*1を応援していたので不調で残念。ハーフパイプだけじゃなくスロープも見たかったなあ。
その他は「あったかくなる前に急がないと!」と地味に引き続き編んでます。今編んでるのはイタリアの「カメレオンカメラ」という段染めの毛糸でハンドウォーマー。元々ソックニッティング用の糸で段染めのピッチがわりと計算されているらしく、ただこの毛糸1本でメリヤス編みをしているだけで、まるで多色の毛糸で編みこみをしてるように模様が出るという毛糸。単色の糸より編んでて飽きない。いろんな色パターンがあって、それぞれに「なるほどね」という名前がついてます。ちなみにこの写真のは「ヘルシンキ」あとオレンジとピンクと白の組み合わせの「トロピカル」という糸も買ったので、これは靴下かなー。

*1:ほぼ日の「見たぞオリンピック」シリーズで呼ばれるアメリカのショーン・ホワイト選手の呼び名

買った本読んだ本

近所の本屋さんは普通の本屋さんなんだけど店の一角が古本スペースになっていて、そこに古い雑誌のコーナーがあって。学生の頃読んでたオリーブを見つけて思わず衝動買い。でも今見ても、どのページのスタイリングも全然古くない。むしろ今発売されてる雑誌に載ってても不思議に思わないくらい。ある意味オリーブってコンセプトがめちゃくちゃはっきりしてたんだろうな。*1そのオリーブの後ろのほうの「のんちゃんジャーナル」っていうイラストレーターの仲世朝子さんの書いてたページがお気に入りでした。のんちゃんって名前の女のコの絵日記のような、日々の発見やお気に入りの映画やお洋服、いろんな提案がいきいき描かれてた。この「のんちゃん」って女のコこそオリーブ少女の理想のような女のコだったんだよなあ、きっと。好奇心いっぱいで新しいものにも古いものにも興味があって、自分の行きたいところには自分の足でどこまでも歩いて行っちゃう女のコ。こういう女のコがあたしは好き。

のんちゃんジャーナル (Oliveの本)

のんちゃんジャーナル (Oliveの本)

和菓子っていうと古典的なお菓子を思い浮かべるけど、きっと江戸時代にはそのときの流行だったりおしゃれだったりを盛り込んだ意匠のものが作られただろうし、それなら今の気分を盛り込んだお菓子だってクラシックだよね、という本。見るとちょっと「ふふっ」と笑ってしまう愛らしい和菓子の本。
日菓のしごと 京の和菓子帖

日菓のしごと 京の和菓子帖

いったい何回行けば「もう京都は行きつくしたわ」とか思うんだろう?まだまだ行きたいところいっぱい。どんどんレシピの割合が増えてるお菓子探偵シリーズ。
アップルターンオーバーは忘れない (ヴィレッジブックス)

アップルターンオーバーは忘れない (ヴィレッジブックス)

そのあまりにみっしりと描きこまれた美しい衣装と背景に時々無意識に息を詰めて読んでしまう。今回もすごい。個人的にひいきのパリヤさんの出番が少なかったのがちょっと残念。あの「すいか」のシナリオ、そしてエンドマークのその後。
すいか 1 (河出文庫)

すいか 1 (河出文庫)

すいか 2 (河出文庫)

すいか 2 (河出文庫)

*1:でもオリーブのページは古くないけど、当時の広告ページはめちゃくちゃ古くさい

近況


1月もほぼ終わり。早いー。1月は年明け早々風邪を引き込み(それも2回)ずっと咳だけが止まらずさえない事この上なし。実は今もまだ時々咳き込む有様。しつこい。一応医者にもらった薬をまじめに飲んで回復はしてきたけど(杏仁豆腐の匂いがするくせに苦いシロップとか)今回の風邪はほんとに長いです。
なので年末年始も、仕事が始まってからも家に帰ったらとにかく引きこもる日々。マフラー編んで飽きたらミトンを片方編み、別のミトンを片方編んだらまた振り出しにもどる、合間に本を読む、時々DVDという行動範囲数メートル四方。それでも編みたいもののほうが多すぎて全然手が追いつかない。(時々「あ、パターン(こんな下のほうで)間違えてる・・・」と盛大にほどいているせいもある)それでも「あー、この毛糸でこんなの編んだら絶対かわいいー!」とかいって毛糸はつい買っちゃうしねえ。ふう。自分の両手が3セットくらい欲しいです。
赤いミトンは友人のリクエストで編んだもの。あとスパンコールを縫い付けて完成。でも縫い付け位置のバランスに悩む・・・。

年の瀬

もう年の瀬です。早いなあ。毎年言ってるけど。
これも毎年書いてることだけど、こんなとっても個人的な日記(更新も思い切り不定期だし)を読みにきてくださる方、ありがとう。役に立つことも特にないし、それでもぽつぽつとは書いてゆくつもりですが、それでもよければ、来年もどうぞよろしく。見ていただいているんだな、ということはいつもこっそりうれしく思っています。
今日はこの2枚のアルバムを聞きながら2013年を送りたいと思います。
みなさま、よいお年を。

ナイアガラ・トライアングル Vol.2

ナイアガラ・トライアングル Vol.2