あれこれ

前から「おもしろいよー」とは聞いていて、読んでみたらやっぱりおもしろいよー、P.G.ウッドハウス
慇懃無礼ながら何もかもパーフェクトな執事ジーヴズにのんびりやでお洋服がちょっと悪趣味な主人*1のミスター・ウースターのやりとりがイギリスならではって感じ。それぞれの短編の英語のタイトルがどれもしゃれてます。このユーモア加減、ちょっと坂田靖子の「バジル氏の優雅な生活」を思い出しました。多分時代背景はだいたい同じくらいだと思うんだけど。

ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻 (文春文庫)

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ジーヴズの事件簿―大胆不敵の巻 (文春文庫)

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ほかに読了したもの。
ゆずゆずり

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不思議な話だった。普通の小説なら重要な要素である登場人物の情報や描写は希薄。でもその登場人物の心象風景の描写は濃密。
焼き餃子と名画座 わたしの東京 味歩き

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この本を読んだ時「カレーカレーカレー」と止まらなくなりました。カレーも食べたくなると代替がきかず我慢ができないもののひとつ。食べたいなー、スマトラカレー。
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予想していた展開ではあるんだけど、せつない。というか次の本でのこのエピソードの着地点って、どうなるんだろう?

*1:でもまあ、イギリス人の男性ってお洋服はともかく小物は悪趣味〜とよく思いました。ネクタイとかソックスとか。1番ひどいのはウェイストコートの身頃!!