ベトナム揚げ春巻き

今日はベトナム風揚げ春巻きを作りました。今年最初の。
写真がそれです。生春巻きもおいしいんですけど、あたしにとっては春巻きと言えばこの「ベトナム風揚げ春巻き」。
暑くなってくるとアジア風のごはんが作りたくなって、毎年その頃に母の育てているミントが大きくなって、そのミントの葉をたくさん一緒に巻いて食べる揚げ春巻き。
春巻きの中身は玉ねぎとにんじんを刻んだもの、ビーフンか春雨、そして豚ひき肉をニョクマムで味付けしたもの。
ライスペーパーで親指くらいの大きさにきっちり巻いて、低めの温度の油でじっくりと揚げます。
高温でいきなり揚げると、春巻きが破裂してしまうので低温でゆっくり揚げるのがこつ。
それをサニーレタスとびっくりするくらいたくさんのミントと一緒にスイートチリソースで。
これだけはミントがうんとたくさんじゃないとおいしくないので、家で作ることにしてます。
あれば香菜とか青じそ、タイバジルなんかを一緒に食べてもおいしい。
この揚げ春巻きを食べると「あー今年もまた暑くなってくんだなー・・・」と思う。
季節ごとに食べたくなるものって、暦通りのイベントもあるけど個人的には体感温度で決めてる気がします。
暑くなってきたからラタトゥイユ作ろうかなとか(冷たくして食べるから)、最近肌寒いから田舎風の野菜スープ作ろうかなとかね。
暑くなってくると作るもひとつのベトナム風ごはんは「スープ・サイゴネーゼ」
サイゴン風のフォーです。チキンではなく豚ひき肉と海老、もやし、ねぎなどと一緒に食べるスープヌードル
食べる時に赤唐辛子を小口切りにしたものをふりかけながら食べます。
揚げ春巻きもスープ・サイゴネーゼも元々は先日京都で会った友人がパリのベトナム料理屋さんで食べて、ロンドンで再現してくれたもの。
「かなり再現できてると思うんだけど、なにか足りないんだよね」と言うので、その後実際に自分でパリに行って、タイの小さなエシャロットや中国の冬菜*1なども入ってるんだとわかって、レシピを作ったもの。
だから「パリ風ベトナムごはん」なので、ほんとにベトナムで食べられてるフォーとは違って、少しアレンジされてるんじゃないかなと思います。
そういえば指先のように小さく巻く揚げ春巻きはサイゴン風らしいから、そのパリのベトナムレストランがサイゴン風のごはんを出してたんだろうなあ。

*1:とても塩辛い茶色の白菜の塩漬け。おかゆなどに混ぜて食べる