岐阜散歩


久しぶりの友人とごはんを食べようということになって、それならお天気もいいしと散歩がてら岐阜へ。名古屋に住んでいるんだけど、電車で20分くらいで行ける岐阜の街は魅力的なお店が多いのでちょくちょく遊びに行ってます。街もJRの岐阜駅から北に向かって歩くと大きな商店街の柳ヶ瀬(今は閉めているお店も多いけど)そこからさらに北に歩くと長良川。のんびり歩いても大体片道1時間くらい。半日お散歩するにはちょうどいいサイズ。
柳ヶ瀬は昔ながらのアーケードのある商店街で、きっと昔はすごくにぎわったと思うけど今は閉めているお店も多い。なのでお昼間歩くとちょっとしんとほの暗いエリアもあったりする。けど、最近その中にぽつぽつと若いオーナーのいろんなお店が少しずつ増えてきて行くたびに表情の変わる楽しいエリア。この日もお昼を高島屋近くの「みつばち食堂」で食べてから「やながせ倉庫」(古着屋、雑貨屋、古本屋、カフェなど小さなお店がランダムに入っているビル)の古本スペースをのぞき、古着屋の「オルガン洋品店」で中国手編みレースのカーディガンを衝動買い、「A.L.C.cafe」で「黒糖ショートブレッド」と「黒糖とみりんのケイク」と「桃のパート・ド・フリュイ」をおやつに買う。ここのお菓子はとても丁寧に作られていておいしくて、やながせ倉庫に来ると必ず買います。この日買った「黒糖とみりんのケイク」もおいしかったー。これは毎年岐阜で行われている「みりんスイーツ」(今年は終わっちゃったんだけど)ってフェアがあって、岐阜市内のお菓子屋さんが岐阜の「九重味醂」の「九重櫻」というみりんを使ってオリジナルのお菓子を作る、というもの。もちろんどれも買って食べられるし、イベント中はみりんの試飲があったりみりんスイーツ巡りツアーなんかもあったり。この「黒糖とみりんのケイク」はそのとき出品されたお菓子でみりん漬けレーズンの入った黒糖のパウンド。洋酒と違ってお酒っぽさはあんまり感じないけど、みりんのほんのりした甘みが口の中でほわっと広がる。これ、とっても好きだなー。
そのあと商店街の中の「ツバメヤ」でどら焼きを買うか迷って、結局美殿町の「福丸」でたい焼きを買い食い。ここのは1匹ずつの型で焼いていて普通よく見るたい焼きよりすっとした形。ちょっと薄めなのでしっぽとか皮がぱりぱりで香ばしい。
あちこち歩いてお茶は金神社近くのカフェ「Cafe COCON」へ。ここは陶芸家でもある安福由美子さんがひとりで営むカフェ。大きな交差点に面しているのにお店の中は静かで、でもその静けさがのんびりと心地よい。日替わりのケーキもおいしくて(この日食べたのは栗のタルト)岐阜に来るとここにかならず寄りたくなる。元々は彼女の器*1に一目ぼれして「本田」*2で購入したのがこのカフェを知るきっかけでもあったんだけど、来ると「こんなすてきなカフェが名古屋にもあればなー・・・」と毎回思う。ただ残念だけど、作陶に専念されるので今月いっぱいで閉店されるそうです。

*1:2013/8/19の日記で寒天と黒豆ときな粉のおやつを盛っていた器

*2:岐阜醸造会館にある雑貨屋さん