貧乏サヴァラン
ずっと昔に読んだ本で、誰かが「森鴎外の最高傑作は彼自身の著作というより森茉莉である」と書いてて、そのときは「ふうん」と思っただけだったけれど、森茉莉のエッセイをよむと、「確かに最高傑作かも・・・」と思う。
嫌みなくらい自信たっぷりで(でも、これはこどもの自慢のような感じなので、ほんとに「いやみ」な感じではまったくないんだけど)、言いたいことだけしか書かない。
というか、それ以外のことは考えもつかない、という感じ。
でも、彼女の言ってることには100%同意できるので、読んでいて気持ちいいです。
「そりゃ、そうだ」「確かに、そうだなあ」と思う。
この「貧乏サヴァラン」は食に関するエッセイをまとめたもの。
- 作者: 森茉莉,早川暢子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/01/01
- メディア: 文庫
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