今日の夕ごはん

最近「なんだか秋みたい」と夕方に思うことが多くなりました。
まだまだ暑いんだけど、夕方に吹く風とか空の色とか。
夏の、クリアなブルーに白い雲じゃなくて、薄い水色に白とグレーの刷毛でさっとはいたような雲。
何だか今年は秋が来るのが早いなあ。
夏は苦手なんだけど、「夏の終わり」という言葉にはセンチメンタルな響きがあって、ゆく夏が惜しいような気がしてしまう。
村上春樹も「夏の終わり、というと楽しいことなんかみんな終わっちゃったんだ、という感じ」というエッセイをずっと前に書いてたような。なんのエッセイだったっけ?
去年は9月になってもまだまだ真夏で、夏が永遠に続くのじゃないかという気がしたくらいなのに。
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」だっけ?
そんな歌を思いだしたよ。
なので、今日の夕ごはんは「まだ夏の間に夏らしいごはんを食べておかなくちゃ」メニュー。
鰹のたたき、かぼちゃを黒砂糖で薄味に煮たもの、冷やしトマト、わかめとオクラのお味噌汁(今日は久しぶりに赤味噌仕立て)、玄米ごはん。
鰹のたたきは、貝割れ、茗荷、青しそのきざんだものの上に鰹を並べて、上から針生姜を散らしてぽん酢をかけたもの。すだちも添えました。
焼き茄子も添えれば個人的にはパーフェクトな夏ごはんだったなー。
デザートは妹のおみやげ、わらびもち、でした。