日本茶

ふだんよく飲むのは家でも会社でもコーヒーか紅茶が多い。夏なら水出しの冷たいハーブティー*1凍頂烏龍茶。それかミネラルウォーター。日本茶はあんまり飲む機会がない。
先日友人に「いつも飲んでる」というおみやげでもらった日本茶がとても美味しくて、最近は日本茶をよく飲んでる。「ゆたかみどり」という鹿児島の品種で、かぶせ深蒸し茶。色は濃い緑。口に含むととろりと甘い。ほうじ茶や番茶みたいに熱々を大きな湯のみでたっぷり飲むお茶も好きだけど、これは少し冷ましたお湯でゆっくり入れて程よい熱さのお茶を一杯飲む。そののんびりした手順も含めて落ち着くお茶、という感じかなあ。
玉露用のお茶などのように収穫の前に覆いをかけて直射日光を遮るとお茶の旨味成分テアニンが増えて甘み、旨味が増える、これがかぶせ茶。そして収穫後のお茶の葉の発酵を止めるために蒸す時、煎茶なら通常1分くらい蒸すところを1.5倍から2倍くらい長く蒸す。こうすると長く蒸す分、お茶の葉の水分が増え細胞が壊れやすくなるため成分も抽出されやすくなるし、色も濃くなる。これが深蒸し茶。なので普通のお煎茶より甘くて濃いお茶になるということです。
写真はそのもらった「ゆたかみどり」のお茶、「下堂園」というお茶屋さんの「千両」。一緒に写っている小さな1人用の急須はこの「千両」というお茶のお試しセット(友人にもらったあとあんまり美味しいので自分で注文した)についてた急須。片手のひらにちょこんとのるくらいのサイズ。湯のみ一杯分。深蒸し茶は茶葉が細かく粉っぽい茶葉も混ざるので、内側にごく細かい目の網がはってあります。
一緒に「ミント緑茶」も注文したので、今うちの冷たいお茶の定番はミント緑茶の水出しのお茶。ミントの香りがやわらかくてすっきり。おいしいです。

*1:緑茶とドライのミントとレモングラスをお茶パックに入れて水を注いで冷蔵庫に2−3時間、が定番。