最近読んだ

朝日新聞に連載されていた小説。新聞を取っていないので連載されてるときは読んでいなかったけど、あとがきにも著者が書いてるけど、ほぼ書き下ろしぐらい加筆修正されてるみたいです。連載読んでた同僚も「結構違ってたー」って言ってたなー。久々舞台はおなじみ京都の街、森見登美彦小説常連キャラも結構登場するし(閨房調査団とか)時空も場所も現実と別の世界が複雑に絡み合って、登場人物たちはみんなカラフルでへんてこで(もちろんほめ言葉だ)おもしろかったー。久々読み終わるのが惜しかった。

聖なる怠け者の冒険

聖なる怠け者の冒険

木皿泉のドラマではじめて見たのは「すいか」「すいか」は視聴率すごく悪かったってこの本にも書いてあるけど、自分の周りでは放映当時もとにかく大人気のドラマだったし、げらげら笑いながらもその中にふっと心がしんとするような沁みる台詞がしのびこんでいて、毎週毎週泣き笑いしながら見てたなあ。今でも個人的なテレビドラマランキングのオールタイムベスト3には確実に入る。その木皿泉さんの神戸新聞でのエッセイや大学での講義録、インタビューなどまとめたもの。こういう考え方の人だからあのドラマを書くんだなあ、とすごく腑に落ちる本だった。最近舞台や映画など活発に活動されててうれしい。
木皿食堂

木皿食堂