最近読んだ

動物の毛や植物の繊維から糸を作ってそれを2本の棒針(またはかぎ針)で編んで何か作る、という行為がこんなに世界中で行われているんだね。そのあらゆるテクニックと作品の一端が見られる本。多色使いなんだけど素朴な感じの東欧の編み込みがかわいい。ラトビアのミトンとかすっごく細かい編み込みだけど編んでみたい。冬が寒くて長い国の編み物って、細い糸でいろんな色やパターンをぎっしり編みこんであって、防寒の意味もあると思うけど少し厚めの編地が多いなー。

写真入りの完全版。ギリシャ正教の聖地であるアトス半島の先端、アトス山の周辺には数々の修道院があって、その修道院に泊まりながら村上さんが徒歩でアトス山周辺をを旅した際の旅行記。女人禁制の半島なのであたしは一生自分の目で見ることはできない場所だなあ。女性は半島上陸どころか岸に近づくのさえダメなんだそうですよ。女人禁制の場所ってわりにたくさんある(あった)気がするけど、*1男子禁制の場所ってあんまり聞いたことないなあ。
雨天炎天

雨天炎天

*1:ぱっと思いつくだけでも、歌舞伎に相撲、それから江戸時代くらいまでは大きな山はそうかも。富士山とか比叡山とか高野山とか。あとイギリスのクラブ(昔のね)もそうかも。