さばサンド

さばサンド、という名前だけ見るとなんだかとっても胡散臭い感じのサンドイッチ(笑)飯島奈美さんの「あしたのお弁当」という本にトルコで食べられているというさばサンドのレシピが載っていて、それがとっても美味しそうだったので作ったもの。今回自分で作ったのは、バゲットを横に切って軽くトーストしたものに、レシピでは鯖の切り身を焼いたものだったけど、冷蔵庫にトアロードデリカテッセンの鯖の燻製があったので(オリーブオイルで少し焼いた)トマトと玉ねぎ、ピーマン、にんじんを一緒にはさみました。食べるときにレモンを思い切り絞って味付けは塩胡椒のみ。おいしい。焼いた鯖とパンって合うんだなあ。これは新たに自分の定番になるかも。
あとで調べてみると、飯島さんの本ではトマトの角切りを電子レンジにかけて熱々のソース状になったところに、生の野菜を混ぜて軽くしんなりさせたものをはさむレシピだったんだけど、トルコでは屋台で売ってるサンドイッチだとバゲットに単に玉ねぎのざく切りと焼いたさばをはさんだだけ、とか玉ねぎとレモンはセルフではさむとか、オリーブも入れるとかサニーレタスと玉ねぎとトマトをはさむとか、結構バリエーションあり。最初にレシピを見たとき「屋台で売ってるっぽいなあ…」と思ったので、バゲットはあえて本格的なクラストのばりっとした細身のバゲットは買わず、スーパーマーケットで売ってるようなフランスパンを買いました。ちょっとふかっとしてるやつね。そっちのほうが屋台っぽいレシピには気分的にも味的にも合うような気がする。
ずっと前ロンドンのポートベローマーケットにポーランドの人が出してた屋台で売ってたサンドイッチも自分の定番になってて時々作るんだけど、それもふかっとしたフランスパンを横に切って、フライパンでこんがり焼いた鶏もも肉と瓶詰めのザワークラウトをはさんだもの。味付けは鶏に塩胡椒をするだけ。生野菜じゃなくてザワークラウトのちょっと発酵した酸っぱさが鶏ももの油をさっぱりさせてとってもおいしい。屋台では大きな鉄板で鶏もも肉を焼いてて、そのあまりにいい匂いにつられて買ったのが最初だったなー。このサンドイッチは他にあれこれ野菜もはさんでみたけど、鶏もも肉ザワークラウトのみ!がおいしいと思う。

あしたのお弁当 (mama’s cafe books)

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