ハンドウォーマー

今年こそは、と毎年思ってその細かさに毎年挫折していた編み込み。三國万里子さんの本を見ていて「こんなの編めたらいいなあ」「でも難しそうだなあ、細かいし…」「もっと太い毛糸なら編めると思うんだけど、こんなに細い毛糸だし無理だろうなあ」とここ2年編もうと思っては眺めるだけ。せめて似た感じのミトンが売っていれば、それでお茶を濁すのになーとそれとなく冬小物の増えた売り場をのぞいたり。でもね、売ってないの、当然だけど。三國万里子さんのようなシックだったり、ポップだったり、チャーミングだったりっていう独特の色選びや編み込み模様の小物は探してもどこにもない。
「…やっぱり自分で作るしかないのかー…」食べ物と同じで「売ってないものは自分で作るしかない」ので、とりあえず練習のつもりで簡単なハンドウォーマーを選んで編み始めたら。
…編み込みっておもしろーい。初めてなのでゆっくりしか編めないし、編み目も拙いんだけど、一段編むごとに模様が表情を持って立ち上がってくるのでちっとも飽きない。同じものを編んでも毛糸が違えば、色が違えば、まったく違う表情になるので。編みこみ模様の図案集を洋書で探してみたり、方眼紙に模様を組み合わせて描いてみたり、いろんな毛糸で試し編みしてみたり。とりあえず編み物の深い森に足を踏み入れたところです。(深そうだ)
写真は指無しのハンドウォーマー。初めて編んだもの。指無しって指先が冷たいけど、手袋をとらなくてもお財布を開けたり、携帯やiPodを操作できたりとても便利。あと普段わりと大きなおもちゃ指輪をはめているので、普通の指あり手袋だと指輪をとって手袋をはめなおさなくちゃならなかったんだけど、ハンドウォーマーなら全然邪魔にならない。
今はもう少しいろんな色を使ったミトンを編みたいなあと思っていて、いろんな毛糸を見ているところ。スウェーデンのいろんな色が微妙に混ざり合った段染めの毛糸とか、シェットランドの毛糸とか、毛糸そのものも見ているだけで実に色もテクスチュアもさまざまで飽きない。

編みものこもの

編みものこもの

この本の中のミトンに挑戦中。
冬の日の編みもの

冬の日の編みもの

こっちは今年でた新しい本。
Traditional Scandinavian Knitting (Dover Knitting, Crochet, Tatting, Lace)

Traditional Scandinavian Knitting (Dover Knitting, Crochet, Tatting, Lace)

ひたすら膨大な編み図の本。白黒で方眼にパターンが描いてあるだけ。でも自分で模様を考えるときにはアイディアの宝庫。