禁断のおやつ

本を読んでると(小説でもマンガでも)おいしそうな食べものが何かと出てきて、読んでいるうちにお腹が空いてきたり、どうしても食べたくなって、でもすぐに買いに行けたり食べに行けたりするものではなくて読みながらじたばたしたり、売ってるものじゃないからどうしても自分で作る羽目になったり。もともと食べものが出てくる話に弱いのと、夜寝る前に絶対何かしら本を読む習慣があるのとで、夜中にしぶしぶ何かを作りはじめることは多々あります。でも食べものが素晴らしく細かく美味しそうに描写されているのに、お腹もすかないし読んでいてじたばたもしない話もある。そういうときは「これ書いた人、食いしんぼうではないってことかなあ」と思ったりする。食いしんぼうの人の描く「食べもの」の文章はほんの1行でも惹きつけられる。そんな気がする。
今日の写真のおやつは西村しのぶの「アルコール」から「禁断のおやつ」バゲットサワークリームを塗って、白ワインとメープルシロップで煮たりんごをのせたもの。りんごは紅玉。なのでメープルシロップも多めに入れたけどちょっと酸っぱめ。りんごは赤ワインで煮てもいいかもなあ。それならはちみつのほうが合うかな。
「アルコール」は美味しそうだなあという食べ物がいっぱい出てきます。冷蔵庫で冷たくした冬瓜のお味噌汁、かりかりに焼いた鮭の皮をあられ代わりに入れたシャケ雑炊、目玉焼きのせナシゴレン、特製玉葱ドレッシングにマンゴスチンにPAULのパン。あー、お腹が空いてきたー。
なんで禁断のおやつかって?「太るから!」

アルコール 1 (YOUNG YOUコミックス)

アルコール 1 (YOUNG YOUコミックス)

こっちの「一緒に遭難したいひと」も食べ物いっぱい出てきます。主人公のひとり絵衣子ちゃんがラクベジタリアンの健康マニアなので作中に出てくる食べものはヘルシー系。巻末にも何かしらレシピが載ってます。バーベキューオニオン(薄切りの玉葱を炒めて焼肉のたれで味付けしたもの)は絵衣子ちゃんのいう通り「サンドイッチによし、スープによし、サラダによし」で便利。
一緒に遭難したいひと 1 (1)

一緒に遭難したいひと 1 (1)