遠い太鼓

新幹線に乗って、今までいた場所をゆっくり離れて風景が動き出す時間に本を読むのがいちばん好きです。通勤時間に乗る電車や地下鉄の合間をぬって読む本もいいけれど、本に没頭してふと顔を上げるとさっきとは違う風景が流れていて、しばらくぼうっと窓の外を見て、到着までまだ時間はたくさんある、と思いながら本にもどる。集中してるのにリラックスしている時間だなあと思います。今回のおともは旅のエッセイ。

遠い太鼓 (講談社文庫)

遠い太鼓 (講談社文庫)