喋々喃々
「読んでるとなぜかあなたを思い出したので」といっていただいた本。(食べものの描写がやたら多いのと、登場人物のひとりの名字があたしと同じだから?)
谷中でアンティーク着物の店をしている主人公のちょっともどかしいような恋の話。リアルというよりおとぎ話みたいな。というのも、普段本を読んでいると登場人物の顔とか雰囲気とかかなり具体的にイメージできるんだけど、あんまり思い浮かばなくて。着ているものとか動作とかすごく具体的に細かく描写されているので、それはイメージできるんだけど肝心の主人公の顔がぼんやりとしか浮かばなかったなー。*1何だろう、ふだんあたしの世界にはいないタイプの登場人物なんだろうか。
実際のお店も食べものもたくさん出てくるし、主人公がこまめに料理を作るので読んでてお腹が空いてくる。今度東京に行ったら、谷中・根津・千駄木あたり散歩に行こう。桃林堂の小鯛焼きと五智果食べたくなっちゃった。
- 作者: 小川糸
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/02/02
- メディア: 単行本
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*1:主人公が恋する男性の顔が特に。他のわきの登場人物はかなりクリアに浮かびました。