あなご寿司

今にも雨が降りそうな夕方だったけど、買いたい本があったので名古屋駅まで回り道。
「ヴァン・ショーをあなたに」というビストロが舞台の短編集。ミステリーレーベルの短編集なんだけど、殺人事件はまったく起こらない。ビストロ・パ・マルで働く人たちとお客さまの間に起こる料理がからんだ小さな謎解きのお話。先月この本の前作「タルト・タタンの夢」を読んで2作目が出るの楽しみにしてたんだ。本に合わせる訳じゃないけど、今日のごはんは本を読みながら食べられるように(お行儀は悪いけど)簡単なフレンチぽいものにしようと思ってたのでチーズでも買うかなー、ブリーをバゲットにはさんで少し焼いたのにしようかな、昨日買ったロメインレタスとゆでておいたじゃがいもが冷蔵庫にあるから、ゆでたまごとアンチョビとオリーブでサラダ・ニソワーズにしようかな、じゃあトマトを買えばいいか・・・と高島屋の地下へ降りていったら。
「下村のあなごだ・・・!」
エスカレーターを地下へ降りた正面に下村商店のあなごが売ってる。うわー、ここのあなご好きなんだー。普段ここの場所は小さな催事スペースだから今日だけなのかな。時間も遅かったので焼きあなごは売り切れてしまっていて*1迷わず、あなごの押し寿司を購入。(何も買わずに帰るという選択肢はありません。)
ここのあなご寿司はまん中に椎茸のうま煮がはさんであって、底に青じそが引いてあっておいしいんだ。
ほんとはここの「あなご茶漬」が買いたかったんだけど「今回は持ってきてないんですわー」と。うー、残念。
押し寿司を買って「わーい、今日は下村のあなご寿司だー!」とにやにやして、気付きました。
フレンチぽいものにするんじゃなかったのか・・・あたし。あなごに心奪われ過ぎです。
まあ、いいか、おいしかったんだし。

*1:お店の人によれば、元々そんなには持ってきてなかったので、ということだった。