smiles

本当は、最初に聞いたときは「・・・あれ?」と思ったんです、この堂島孝平の新しいアルバム。
確かにカラフルでポップで素敵なアルバムなんだけど、なんか自分のいっとう奥までは届いてこないような。
あとほんの少しで届きそうな感じがするのに。
好きなんだけど、手放しじゃなくって、ちょっとだけ、もどかしいような。
さっき料理をしながら、あえてipodのヘッドフォンで大音量で聞いてたら急に「あ、あたし、このアルバム、すごーく好きだ・・・!」
今さら、って感じですけど、今日はじめてそう思いました。
なんでだろう?なんか、すとん、と自分の中に落ちたような気がしたんだよなあ。
でも堂島孝平の曲って、あたしの中では「あ、これだ!」って聞いた時にすぐ思う曲と、最初なんとも思わなくて、ある時、「うわ!これってこんなにいい曲だったんだ!」ってかなり聞いてから、やたらぐっとくる曲とがあるんだよなあ。なんでだか。
いきなり「熱く君を愛す」と「こんがらがった夜のムード」にわしづかみに。
特に「熱く君を愛す」は名曲だなあ。
この曲、先週青山辺りを歩いてるときやっぱりこのアルバムを聞きながら歩いてたんだけど、アルバムの最後のこの曲になったときなんかふっと空を見上げたのを思いだしました。
そのとき東京はいいお天気で、春まだ浅い空は薄い青、でも風は冬のように冷たくて。
でも、この空はもうすぐ春になるんだなあ、あと1ヶ月もすれば桜が咲いて春がくるんだなあ、と思ったんです。
わけもなく。
hope、って言葉が浮かんだなあ、この曲聞いてる時、そういえば。