深夜プラス1

最近「古今東西のミステリの名作で、今まで読んでいない作品」を選んで読んでいるので。
著者はギャビン・ライアル
「犯人はこの人だろうなー」と読みはじめた途端わかるんだけど*1、犯人探しがメインの話ではないので、ラストまでのストーリーそのものがおもしろかったー。
主人公の元レジスタンスの闘士、アメリカ人のアル中のボディガードのふたりが、自分の持ち株会社を守るためリヒテンシュタインまで行く実業家とその秘書であるイギリス上流階級のお嬢様、をフランスからリヒテンシュタインまでガードする話。
まあ、仕事でなけりゃ一緒に旅行するわけないよね、って4人なので、犯人から狙われる以外にも次から次へとトラブルが。
スピード感があるので一気に読めますよ。おすすめ。

*1:というか、登場人物一覧を見てこの人以外にこの一行の動きを確実に知り得た人間がひとりもいないんだもの