松本と安曇野

先週末は久しぶりに松本へ。台風の週末だったので「帝国ホテルでごはん食べるぞー」と最初行く予定にしていた上高地交通機関がストップしていたのであきらめ、松本市内と安曇野を散策。まあどこに行っても結果的に食べ歩きになるから台風でもあんまり関係ないといえばないんだけど。松本に行ったら必ず行く、というか松本に行く目的のひとつの「イタリア料理 みたに」でまずお昼ごはん。相変わらずおいしい。今回は「この夏最後の、とってもおすすめのメロンのデザート」とシェフに強力にお勧めされたので、いつも注文するりんごのタルトはやめてメロンのデザートを注文。これが、ほんとに美味しかった。「メロンとかき氷を組み合わせたような〜」と言われたので「?」と思いつつ待っていたら、甘く熟した冷たいメロンとフレッシュなメロンシャーベット、それから甘口の白ワインのゼリーを組み合わせたシックなデザート。(かき氷と全然違うじゃん)白ワインのゼリーは砂糖とかを加えていないワインそのものの甘みで十分甘くて、フレッシュなメロンと口当たりが変わってとってもおいしかったー。最後のコーヒーにも小さな焼き菓子がつくので(今回は魚の形のサブレとばらの花の形の小さなでも濃厚なチョコレートケーキ)いつも食事を満ち足りた気分で締めくくることになります。食事の最後だからデザートがおいしいって大事だと思う。それでその食事の印象が決まってしまうもの。
それから夜は行ってみたいなと思っていた松本市美術館の中のフレンチレストラン「サンチーム」を予約。ただ予約した時間は松本にもっとも台風が接近している、台風真っ只中だったんだけど(キャンセルという選択肢はないよ)土砂降りの雨の中出かけました。やっぱりというか、最初から最後まであたしたちだけで貸切状態。お店にはあたしたちだけでなんだか申し訳ないような気持ちにちょっとなっちゃったけど、料理は飾らない素直なおいしさでとてもよかった。シンプルに素材を味わって欲しいんだなあという料理だった。あたしは好きだな。ボリュームもあるのにとってもリーズナブルで、前菜とメイン、デザートをいくつかある選択肢の中から選ぶ3コースが3000円。あたしは前菜にパテ・ド・カンパーニュ、メインに牛ほほ肉の赤ワイン煮込みをとって、デザート洋梨のタルトとココナッツのブラマンジェを注文。おいしかった。今度は美術館も見てランチを食べにこよう。(夕食の時間は美術館はもう閉館しているので)ちょうど松本市美術館は松本出身の草間彌生のエキジビションをやってました。水玉のバスも市内を走っていたなあ、そういえば。
他には老舗のお菓子屋さん開運堂の喫茶室「松風庵」でクリームあんみつは夏に松本に行ったならはずせない。ここのあんみつの寒天は透明度が高くてとても雑味が少ないクリアな味。小倉あんと自家製のバニラアイスクリーム、栗の甘露煮というクリームあんみつの定番ではないんだけど、シンプルでとってもおいしい組み合わせ。以前10月の頭に行ったとき「9月でクリームあんみつはおしまいなんですよ」と言われすごーく悔しい思いをしたので、今回は他の予定をずらしてでも行く!と思って9月30日に行きました。満足。
写真は松風庵からの帰り道、あるお家の門のところに設置された無人の野菜を売っていたスペース。この写真のオクラがあまりにぴかぴかで美味しそうでこの写真を撮った後あたしが買いました。