洋食屋から歩いて5分

食べるもの、飲むものにまつわるエッセイだけを集めた本。こういうワンテーマでの本の編み方はこの人の本ではあんまりないような。
食べ物が出てくるエッセイや小説の常としてお腹が空いてくるのはもちろん、この人の文章を読んでいるとむしょうにコーヒーが飲みたくなります。自分でいれても外に飲みに行ってもいいのだけれど、とにかくコーヒー、という気分に。(村上春樹の小説を読んでいるとやたらビールが飲みたくなるのと同じで)
学生のとき、彼のエッセイを読んでいてどうしてもやってみたくなって、外でコーヒーをいれてみたことがありました。エスビットのポケットストーブとシェラカップを持って、場所は鎌倉の海岸で。(影響され過ぎ)シチュエイションはよかったんですが、風が強くてお湯がなかなかわかなくて、コーヒー1杯飲むのにすごく苦労した思い出があります(笑)

洋食屋から歩いて5分

洋食屋から歩いて5分