STANDARD BOOKSTORE

御堂筋から少し入ったところにある本屋さん。
夕方から心斎橋クアトロで「ノーナとヒッピークリスマス」ライヴの前にちょっと本を探しに入ったんだけど。
あたし、この本屋さん、すごく好き。店内を歩いてるうちに、だんだん楽しくなってくる本屋さんって、そうはないとおもうな。
本だけでなく雑貨も置いてあるのはヴィレッジなんかもそうだけど、もっとずっとセレクティヴ。
本の片手間に雑貨を置いてあるとかにぎやかしじゃなくて、ちゃんと「選んで」置いてある。
雑貨も本と同列に扱ってるというか。
本もね、こっちはハードカバー、こっちは文庫と新書、あっちに実用書と人文書、というくくりじゃなくて、例えば料理本の棚なら、そのジャンルに関する本は大判の本も文庫も同じところに置いてあるのね。
何か本を探してるとき、ハードカバーをみて、文庫のところにいって、他にもあるのかなあ・・・?と思いながら店内をうろちょろして探せない、ってことも多いから、こういう並べ方いいなあ。(ただこれだと、本の中身をよく知ってる人が必要だけど。)
新刊ばっかじゃなくて、かなり前に出た本もちゃんと一緒に並んでる。
最近って新刊が出た時に、これっていう本はさっさと買わないとすぐ店頭から消えちゃうから。
あと、最初入ってしばらくして「なんか落ち着くな・・・」と思って気がついたのが、このお店、天井の照明が蛍光灯じゃないんですね。白熱灯なの。
そして本を見る分には十分明るい程度に照明の明るさをかなり落としてあるので、落ち着いて本が選べる。
普通の本屋さんだとまぶしいくらいに蛍光灯の光が隅々まで照らす感じで、しばらく居ると疲れちゃうんだけど。
地下1階にはカフェもあって、会計前の本も持ち込んでゆっくり読めるし、カフェのごはんもおいしかったな。
本を見てたら、カフェからいい匂いがしてくるのでだんだんお腹が空いてきちゃって。
ロンドンのBooks for Cooks*1って本屋さん、思い出しちゃったな。
あー、こんな本屋さんが名古屋にあったら絶対通うのに!

*1:ここは料理本の専門店なんですが、店内に小さなイートインスペースがあって、料理をするいい匂いが店内に漂っている本屋さん