Because I said so

アメリカの映画でコメディでもシリアスでもしばしば取り上げられるテーマで、母と娘の関係があります。
この映画の中では、女手ひとつでがんばってきた母親がダイアン・キートン
そして3人の娘たち。
映画の最初の方で長女と次女の結婚式があるので、ストーリーの中心はいつもろくでもないボーイフレンドを選んでしまう恋愛ベタな末娘(このコが1番ママ似)の行く末をママが心配するところからはじまります。
もちろん、おせっかい満載の「大きなお世話」で、インターネットでママが選んだ花婿候補を押し付けられ、一緒に洋服を買いに行ってもママの好みの(コンサバなので、ちょっぴりダサめの)ドレスを無理矢理買わされ「もう、なんだってこんなドレスを買わなきゃいけないの?!」
「Because I said so!」というのがママの答え。
そう、これがタイトルなんですねー。ママの口ぐせ。
アメリカの公開時のポスターに「 She's just your normal, overprotective, overbearing, over-the-top mother」*1と書いてあって、まあ、まさにそんな感じのママです(笑)
映画としてはハッピーエンドの他愛ないコメディだけど、個人的にはダイアン・キートンの50sっぽいドレスやラルフ・ローレンのようなコンサバな洋服やお部屋やキッチンのインテリアを見てるだけで楽しかったです。
そうそう、ママと末娘はパティシェでケータリングをしてるのでウェディングをはじめいろんなパーティ料理やケーキが出てくるのもおもしろかった。
ちなみに邦題は「恋とスフレと娘とわたし」確かにそういう話なんだけど・・・もうちょっとひねろうよ、このタイトル(笑)

*1:「彼女はあなたのママと同じで、ごく普通の、過保護で、干渉し過ぎの、「イタイ」母親」とでも訳せばいいかなあ。over-the-topって言葉のイメージは、はちゃめちゃでテンション高くて人の話を聞かない感じ、なんだけどね。