暑いような、寒いような

オールドローズ

ちょっと気分的に低めな感じだったので(湿度が高いとすぐブルーになる)帰りにお花でも買って帰ろうと花屋に寄ったらめずらしくオールドローズが。
淡いグリーンがかった白の花びらが重なった、小さな丸いシルエットのばら。
茎が細くて、花が茎のわりに重いので下を向いてしまうんだけど。
そこが可憐な感じ。

スターキャットシネクラブ

というのは、名古屋の映画館4館(伏見ミリオン座、センチュリーシネマ、ゴールド劇場、シルバー劇場)共通の割引カードサービスで、年会費3000円払って会員になると火曜日と水曜日*1料金が1000円、それ以外の日が1300円になるというもの。
入会すると招待券が2枚特典としてついてきます。
会員になってみると、やっぱり映画館に行こうかなと思うし、実際映画館に行って映画を見ると予告編を見るから「これ、おもしろそうだな」ということでまた映画館に来てしまう。(映画館の思うつぼだ)
映画館って行かないとしばらくずっと行かないし、行きだすと通い詰めてしまう。
半年くらいたてばDVDでも見られるしなあとか思うんだけど、やっぱり映画館の大きなスクリーンで見ると受け止めてるものの量が断然違うと思うんだよなあ。同じ映画でも。
予告編を見て「これ見たいな」と思ったのは「あるスキャンダルの覚え書き」「キサラギ」かな。

しゃべれどもしゃべれども

で、会員になって見てきたのは「しゃべれどもしゃべれども
主人公は二つ目の落語家、今昔亭三つ葉
落語が大好きで、真面目にお勉強もしていて、精進してるのに師匠に「わかってないなあ」と言われてしまう主人公が、ふとしたきっかけで「喋るのが苦手で仏頂面で、口を開けばけんか腰の美人」と「大阪弁をからかわれる大阪から転校してきた小学生」と「プロ野球解説者なのに喋りがへたくそな強面の元プロ野球選手」に話し方教室をすることになってしまう。
こんなことでもなければ絶対出会わない4人が、次第に深く関わってゆく過程を描いてます。
もちろん落語家だから、話し方教室の題材は古典落語の「まんじゅうこわい
主人公が一門会のために練習しているのは、師匠の十八番「火焔太鼓」
どちらも有名な話なんだけど、オチがわかっててもおもしろい。
演じる人によって全然違う印象の話になるところも、落語のおもしろいところだなと思うなあ。
背景に浅草、ほおずき市、寄席(上野の鈴本、新宿の末広亭、浅草の浅草演芸ホールは見ててわかった)、隅田川、東京の下町の風景。
古き良き時代の東京、みたいな風景が映し出されて行くんだけど、これも今の東京の風景なんだよね。
ほおずき市、行ってみたいなー。
映画も登場人物もみんなよかったんだけど*2話が最後の最後でちょっと端折っちゃった感があって、あともう10分あればなー・・・という気もした、かな。
原作も読んでみようっと。

*1:女性の場合。男性は月曜日と金曜日が1000円

*2:特に主人公の祖母役の、江戸っ子のお茶のお師匠さんの八千草薫がよかった