Sembello~[kairos] Release Live~

仕事が終わってからいちど家に帰って、自転車でBlue Note Nagoyaへ。
(でも夜になっても今日の名古屋はとっても暑くて、自転車で来るんじゃなかったーと思いましたが)
まず広小路通に面した入口から階段を降りる、まだ降りる・・・まだ降りる・・・まだ地下なの?と思うくらい地下でした。
中に入るとステージの前にテーブル席、その後ろにまるで大学の階段教室のようにステージに面したカウンターのような席が5列くらい。
あたしはチケットはテーブル席だったんだけど、遅く行ったのもあるし食事もしないので後ろの席へ。
皆さん結構がやがやと食事をしたり、お酒を飲んだり。
うん、ライヴがはじまる前の、そのざわざわした感じ、がなかなかいい感じです。
Sembelloのライヴははじめて見たんだけど。
ピアノもサックスも上から音の雨が降ってくるみたいに感じました。
そしてその雨が自分の中にどんどんしみこんでゆくような。
激しい音も軽やかな音も、かすかな音も螺旋のように回る音も、なんか音の粒がきらきらしてるようなライヴ。
こういう体感は本当にライヴならでは、という感じ。
途中からスペシャルゲストとして、ベースにスカパラの川上さん、同じくドラムには欣ちゃん登場。
この4人の音が田中さんが「格闘技のような」と言ってましたが、4つの音が思い切りぶつかってそれぞれの音がはっきり聞こえるのに、確実にひとつの音にも聞こえる。
うーん、かっこよかったー・・・。
それに見てると楽器って、身体全体で音を出すものなんだなーと思いました。
楽器がほんとに身体の一部で、身体の筋肉を動かすと音があふれてくる感じ。
時間にすると1時間ちょっとだったんだけど、濃い時間でした。
そうそう、アンコールの最後は「フォーマルハウト」という曲だったんですけど(オリジナルの女性ヴォーカルのメロディーをサックスで)、これはあたしにとっては「いちにちのおわりのほっとする時間」ってイメージの曲なので嬉しかったです。
それにね、今日は「フォーマルハウト」という名前のオリジナルカクテルを皆さん飲みながらの演奏。
ベースのお酒が何だか言ってなかったけど、ブルーキュラソーっぽい色みのきれいなブルーのカクテルの中に星をかたどった(フォーマルハウト、ですからね)フルーツ(多分)が沈んでいて、グラスの縁には塩がぐるっとつけてありました。
ということはウォッカとグレープフルーツにブルーキュラソーを混ぜてあるのかな。
グラスの縁の塩は「銀河」をあらわしている、んだそうですよ。