にほん料理名ものしり辞典

今日寝たり起きたりをくりかえしつつ読んでた本はこれ。
レシピではなく、日本料理に昔からある料理、または今はもうなくなってしまった料理の解説。
特に日本料理は材料とは関係なく料理名に粋な名前がついてたりしておもしろい。
滝川豆腐*1とか卯の花とか、蒲焼きもそう。
蒲焼きは今でこそ開いたうなぎに甘辛いたれを塗って焼いたものですが、元々は丸のまま串をうなぎの口から尾に向けて刺して焼いたもの。なのでその丸のままのうなぎを串に刺したところが蒲の穂に似ているから、蒲焼きというのだそう。
確かにね。
なんていう由来の話、季節季節にどんなものを食べてきたか、などが解説してあります。
ちなみに今日の写真は卯の花。つまり空木の花です。

  • にほん料理名ものしり辞典 志の島忠/浪川寛治 (PHP文庫)

*1:ゆでて裏ごしにかけた豆腐を寒天で固めて、細切りにしてだしをはった料理