読んだ本


この人の本を読むたびに、こころの膝を打ちまくり。「そうなんだよ!」ってことがピンポイントで書かれてるって読んでいてこんなにストレスフリーなんだと毎回思う。

映画はまだ見ていないけれど。小林聡美主演で日替わりサンドイッチのおいしいカフェが舞台・・・。かもめ食堂といい、食パンのコマーシャルといいカフェで働いてることが多いなあ。淡々と(ストイックではなく)美味しいものを作りそうなイメージはわかる。エッセイとか読んでるとご本人は「淡々」というよりもうちょっと「愉快」寄りだと思うけど。
個人的には映画「マザーウォーター」のウィスキーだけのバーを営んでいる女性の役が好きです。おいしいウィスキーと水と氷、そしておいしい水割りの飲めるタンブラー(映画の中のタンブラーは木村硝子のタンブラーだと思う)
あの水割りは本当においしそうでした。
「マザーウォーター」 [DVD]

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「おやつのない人生なんて」確かに。栄養的には食べなくてもいいものかもしれないけど、本当に必要じゃなかったらおやつなんてとうの昔にすたれてしまってると思う。楽しいときに食べるおやつはもちろんおいしいけど、へこんでるときやかなしいときにごはんを食べる気には全然なれなくても「とっておきのお菓子を買いに行こう」と思うと、こっそりうれしいような、遠くに灯りがともったような、そんな気がするもの。10人のパリジェンヌにインタビュー。それぞれの女性のそれぞれの生い立ち、考えていること、日常の習慣や様子などをその人が質問にこたえる形というよりも、インタビュアーを相手にずっとおしゃべりしているように編集してあります。
中でもビストロのシェフである女性がこれからの目標を聞かれて「わたしにはずっと目標はないから、これからもありません」って最後にさらっと答えているところがとても好き。
パリジェンヌについて書かれた本はほんとうにたくさんあると思うんだけど、彼女たちの「基本的に他人の目は気にしない」(自分勝手で自己中心的な訳ではない。むしろスタンディングポイントについては保守的ですらある)「基本的に気負いがない」というのが真逆の日本の読者をひきつけるのかなあ。
10人のパリジェンヌ

10人のパリジェンヌ

こちらにしばらく書いてないのですが、ひとこと日記みたいなのをはてなブログで書きはじめました。
http://marblesundays.hatenablog.com/